「……あ〜思い出しましたよ、あなたのこと。前にエーデルが言っていた人ですね」
ヨルンはそう言うと辺りに散らばっている黒い粒子たちを、自分の元へと集まらせる。
「簡単なことですよ。僕はたまたま東の森の中に偶然出来た、時空の割れ目を見つけました。最初はまったく興味がなくエーデルに報告したんですけど、その時空の割れ目をエーデルは自分の力を使って閉じました」
「……時空の割れ目?」
その言葉にブラッドさんは目を細めた。
「なぜ突然、あの世界とこの世界を繋ぐ時空の割れ目が出来たのかは知りませんけど、そこから僅かにこちらへとやって来てしまったこの子たちを、僕は拾ってあげました」
その言葉に黒い粒子たちは、一塊になるとヨルンに頬ずりする。
その姿はまるで、ヨルンを主として見ているのではなく、心から懐いているような姿だった。
「お腹をすかせたこの子たちに僕は少し興味が湧いて、精霊を食べさせたらどうなるんだろうと思って、試しに精霊たちを食べさせてみました。そうしたら、こんな風に変異して言葉を発するようになりました。その姿を見たら、僕は嬉しくなってどんどん精霊たちを食べさせました」
そんな事を淡々と言ってのけるヨルンの姿に、俺の中にさらなる怒りが込み上がった。
こいつはただの興味本位と言う理由だけで、森を豊かにしていてくれていた精霊たちを、あの悪魔たちに喰わせたと言うのか!
挙句の果てに黒い粒子を利用して、自分が理想とする巫女を作り上げるためだけに、ザハラや他の竜人族たちを利用して、ソフィアや村の人たちを傷つけた!
そんな自分勝手なこいつを、俺は許す事が出来ない!
「……じゃあ真夜中の森にいた精霊たちを食べさせたのも、あの森を最初に実験台に選んだってことなのか!」
ブラッドさんは声を荒げて叫ぶように言い放つ。
「そんなお前の身勝手な行動のせいで、いったいどれだけの人が傷ついたと思っているんだ! お前がこんな事をしなければ、兎人族と狼人族は今でも仲良くやっていたんだ! フォルが……フォルティスが最愛の人を失う事だってなかったんだぞ!」
ヨルンはそう言うと辺りに散らばっている黒い粒子たちを、自分の元へと集まらせる。
「簡単なことですよ。僕はたまたま東の森の中に偶然出来た、時空の割れ目を見つけました。最初はまったく興味がなくエーデルに報告したんですけど、その時空の割れ目をエーデルは自分の力を使って閉じました」
「……時空の割れ目?」
その言葉にブラッドさんは目を細めた。
「なぜ突然、あの世界とこの世界を繋ぐ時空の割れ目が出来たのかは知りませんけど、そこから僅かにこちらへとやって来てしまったこの子たちを、僕は拾ってあげました」
その言葉に黒い粒子たちは、一塊になるとヨルンに頬ずりする。
その姿はまるで、ヨルンを主として見ているのではなく、心から懐いているような姿だった。
「お腹をすかせたこの子たちに僕は少し興味が湧いて、精霊を食べさせたらどうなるんだろうと思って、試しに精霊たちを食べさせてみました。そうしたら、こんな風に変異して言葉を発するようになりました。その姿を見たら、僕は嬉しくなってどんどん精霊たちを食べさせました」
そんな事を淡々と言ってのけるヨルンの姿に、俺の中にさらなる怒りが込み上がった。
こいつはただの興味本位と言う理由だけで、森を豊かにしていてくれていた精霊たちを、あの悪魔たちに喰わせたと言うのか!
挙句の果てに黒い粒子を利用して、自分が理想とする巫女を作り上げるためだけに、ザハラや他の竜人族たちを利用して、ソフィアや村の人たちを傷つけた!
そんな自分勝手なこいつを、俺は許す事が出来ない!
「……じゃあ真夜中の森にいた精霊たちを食べさせたのも、あの森を最初に実験台に選んだってことなのか!」
ブラッドさんは声を荒げて叫ぶように言い放つ。
「そんなお前の身勝手な行動のせいで、いったいどれだけの人が傷ついたと思っているんだ! お前がこんな事をしなければ、兎人族と狼人族は今でも仲良くやっていたんだ! フォルが……フォルティスが最愛の人を失う事だってなかったんだぞ!」



