「そんな……あり得ない! この子たちを斬ることなんて出来ないはずだ!」
その言葉に彼は軽く笑うと言う。
「残念だけどお前の野望もここまでだ」
彼の周りに七色のオーブが舞い、彼は持っている剣の切先をヨルンへと向けた。
「お前は……お前はなんだ!」
「俺? う〜ん……俺は」
そのとき彼の周りに風が舞い上がり、その拍子に風は右目に巻かれた包帯を持って行った。
そしてヨルンはその右目を見て目を丸くした。
「俺の名前はブラッド。【エアの代行者】だ」
エアの代行者という言葉に、この場に居た俺たち全員が目を見張った。
「エアの代行者だと?」
「そ。エアの代わりに目的を果たす為に行動し、この世界を平和にする義務があるんだ。まあ【守護者】と言っても良いけど、俺は他の守護者たちと違って、ちょっと背負っている物の重さが違うんだ」
そんな話を淡々と語るブラッドさんは、俺たちへ目を向けた。
すると彼の右目は左目の緑色と違って、真っ赤に染まっている事に気づいた。
「確か君がアレスだったかな?」
「えっ……あ、はい」
するとブラッドさんは腰にさしてあった一本の剣を取ると、それを俺に投げてよこした。
「それをお前にやる」
「…………は?」
突然、剣を渡された俺はポカンとして、手の中にある剣を見下ろした。
渡された剣は真っ白な鞘の中に収まっており、鞘には竜の紋章が彫られている。
この剣は一体……。
「良いから、早くその剣と契約をしてくれ」
「け、契約?!」
契約っていったい何の?!
「後は【彼女】から話を聞いてくれ」
ブラッドさんはそれだけ言うと、剣を構えてヨルンへと向かって行く。
その言葉に彼は軽く笑うと言う。
「残念だけどお前の野望もここまでだ」
彼の周りに七色のオーブが舞い、彼は持っている剣の切先をヨルンへと向けた。
「お前は……お前はなんだ!」
「俺? う〜ん……俺は」
そのとき彼の周りに風が舞い上がり、その拍子に風は右目に巻かれた包帯を持って行った。
そしてヨルンはその右目を見て目を丸くした。
「俺の名前はブラッド。【エアの代行者】だ」
エアの代行者という言葉に、この場に居た俺たち全員が目を見張った。
「エアの代行者だと?」
「そ。エアの代わりに目的を果たす為に行動し、この世界を平和にする義務があるんだ。まあ【守護者】と言っても良いけど、俺は他の守護者たちと違って、ちょっと背負っている物の重さが違うんだ」
そんな話を淡々と語るブラッドさんは、俺たちへ目を向けた。
すると彼の右目は左目の緑色と違って、真っ赤に染まっている事に気づいた。
「確か君がアレスだったかな?」
「えっ……あ、はい」
するとブラッドさんは腰にさしてあった一本の剣を取ると、それを俺に投げてよこした。
「それをお前にやる」
「…………は?」
突然、剣を渡された俺はポカンとして、手の中にある剣を見下ろした。
渡された剣は真っ白な鞘の中に収まっており、鞘には竜の紋章が彫られている。
この剣は一体……。
「良いから、早くその剣と契約をしてくれ」
「け、契約?!」
契約っていったい何の?!
「後は【彼女】から話を聞いてくれ」
ブラッドさんはそれだけ言うと、剣を構えてヨルンへと向かって行く。