「さてさてさ〜て、これで邪魔者は居なくなったし、ソフィアさんのところに向かいますか」
と、ヨルンがその場から移動しようとした時だった。
「七つの星の力よ、七つの力を我が魔剣アムールに集め、目の前の敵を斬り捨てろ!」
「っ!」
聞こえるはずのない詠唱が暗闇の中で聞こえた時、眩しい光が俺たちの体を包み込んだ。
「なっ!」
瞑っていた瞳を開けると、俺たちの目の前にある一人の青年が立っていた。
太陽の光によって輝く金髪に、風によってなびく和柄の着物。
そして彼の手の中にある真っ赤な刀身の剣の周りに、七色の剣が集まっていた。
その光景に目を見張った時、俺たちを取り囲んでいた黒い粒子たちが、慌ててヨルンの元へ戻って行く事に気がついた。
「な、何なんだ?」
ロキも気がついたのか急な出来事に目を丸くしていた。
「いや〜間に合って良かった良かった」
そう言って彼は俺たちの方へと振り返って左目を細めた。
よく見ると彼は顔立ちが凄く整っている美青年で、右目には包帯が巻かれていた。そんな彼の胸元には、翡翠色に輝く宝石が光り輝いている。
「馬鹿な……黒い粒子を斬っただと?!」
ヨルンは悔しい表情を浮かべると、再び黒い粒子たちに命令を下す。
「お前たち! あいつを殺せ!」
その命令に応じた黒い粒子たちは、彼に向かって飛んでいく。
「あ、危ない!」
しかし彼は目の前に飛んでくる黒い粒子を見てただ笑っていた。
そして右手の中にある剣を構えると、そのまま黒い粒子に突っ込んでいき、次々と斬り捨てていく。
と、ヨルンがその場から移動しようとした時だった。
「七つの星の力よ、七つの力を我が魔剣アムールに集め、目の前の敵を斬り捨てろ!」
「っ!」
聞こえるはずのない詠唱が暗闇の中で聞こえた時、眩しい光が俺たちの体を包み込んだ。
「なっ!」
瞑っていた瞳を開けると、俺たちの目の前にある一人の青年が立っていた。
太陽の光によって輝く金髪に、風によってなびく和柄の着物。
そして彼の手の中にある真っ赤な刀身の剣の周りに、七色の剣が集まっていた。
その光景に目を見張った時、俺たちを取り囲んでいた黒い粒子たちが、慌ててヨルンの元へ戻って行く事に気がついた。
「な、何なんだ?」
ロキも気がついたのか急な出来事に目を丸くしていた。
「いや〜間に合って良かった良かった」
そう言って彼は俺たちの方へと振り返って左目を細めた。
よく見ると彼は顔立ちが凄く整っている美青年で、右目には包帯が巻かれていた。そんな彼の胸元には、翡翠色に輝く宝石が光り輝いている。
「馬鹿な……黒い粒子を斬っただと?!」
ヨルンは悔しい表情を浮かべると、再び黒い粒子たちに命令を下す。
「お前たち! あいつを殺せ!」
その命令に応じた黒い粒子たちは、彼に向かって飛んでいく。
「あ、危ない!」
しかし彼は目の前に飛んでくる黒い粒子を見てただ笑っていた。
そして右手の中にある剣を構えると、そのまま黒い粒子に突っ込んでいき、次々と斬り捨てていく。



