そうして、私は敬佑くんから逃げた。 数ヶ月後、病院もやめて、仕事からも逃げた。 敬佑くんが言ってくれた、「逃げてもいいんだよ」という言葉のおかげで仕事をやめられたと思ってる。 私の心が弱すぎて、救命の仕事は釣り合わなかった。 だから逃げた。 仕事からも、恋愛からも。 神様がいるのなら、願いはひとつだけ。 どうか、敬佑くんが幸せになっていますように。 それだけ。