もう少しで助けられる所までいってたじゃん!!


それがもう無理だなんて、考えられなかった。


がむしゃらに走って走ってポストを探した。


《サユが好きだ。》


《ずっとずっと、好きだ。》


嫌だ。


嫌だよ夏!


そんな言葉、手紙じゃなくてちゃんと伝えてよ。


ちゃんとあたしの目を見て伝えてよ。


この時代に生きて、あたしに笑いかけてよ――!!