中谷「んだよ、急に来て部屋篭りやがって。
ほらよコーヒー」





ドアに寄りかかりコーヒーを片手にこっちを見る中谷




戒「サンキュ。あと少しで雲を掴むような
あの事件の真相に辿り着けるんだ」





ふと、溢れた言葉
中谷の表情も少し崩れるそれは
俺への同情からなのか…それとも情報を知る彼奴が受けるであろう恐怖を想像したのか


どちらにせよ、血の気の引いた顔




中谷「やっとか…あれからもう5年になるのか。
まぁいい好きなだけこの部屋使え」




そう言うと部屋から出て行った。
ノートパソコンに手をかけ

今か今かと…返事を待った。