ーピピッ…ピピッ… 「ん…ふぁ〜」 朝を伝える軽快な音をだすケータイをスライドさせ止める 「朝かぁ…そいや今日からだっけな」 殺風景な部屋の中で1人コーヒーを飲みながら新聞に目を通す。 ーーまたも現る!狼月!!! 新聞の見出しにかかる内容は 神出鬼没にして敵か味方か分からない しかし、なんらかの問題を抱える人間を潰し縛り上げ警察署の前に置きざる 今回の人間も、汚職をしていた政治家だった。