奏太「お前は怖くないのか。
相手は組かもしれない中でどうして、
冷静でいられる。」



どうして、ねぇ。
姉さんのあの時のことに比べたらそんなの…



戒「俺は地獄をみた。相手が例え組であろうと
それに比べるとどうでもいい。」



全員が唾を飲む。
顔は曇るばかり、この抗争はきっとこいつらは役には立たない。足手纏いにしかならないな。



戒「まぁそう言う事だから本業は俺に任せて、
お前らは事が済むまで、巻き込まれないよう
大人しくしておくんだな。
逆に勝手に動かれるほうが足手纏いだ。」




陽太郎「なっ⁉︎……っ。」



声を上げるも唇を噛み何かを堪えている。
きっと本人達が1番分かっているのだろう。
抗争は甘くないと言う事。