蘭王と1輪の黒百合

気を失ってるのか 目が覚める気配がない。



どこの誰だか分からない。

ましてや、女を助けるなんて。

俺は どうかしてるのか?



とりあえず、ここで突っ立ってても
俺も彼女も風邪を引くだろうし
電話で車を回すように言う。



すると、2分ほどで 車が到着する。



俺は彼女を抱いたまま、車に乗る。



迎えに来た奴は俺の使用人。