「おい。コイツは誰だ」

東城さんが聞いてくる。


「えっと同じ学校の同級生の野田春人君だよ」


「これはこれは、東城広大さんじゃないですか。久しぶりです」

「会ったことあるか?」


野田君を見ると俯いてる。
と思ったが顔を上げて 「覚えてないんならいいです」と笑っていた。


「陽葵ちゃんまた学校で!じゃぁ!」

と言って頭を何故かポンポンと叩いて
帰っていった。


「変なやつだな」

東城さんの言葉に納得する。


「じゃぁ帰ろうか!」

そして私達は帰った