蘭王と1輪の黒百合

カバンをゴミ箱から取り、はたく。



そして、また学校へと向かう。



とある交差点に差し掛かる。



そこには 沢山の車が行き来している。



赤信号で渡ると確実に死ぬのは確かだ。



最近の私は 死ぬことへの恐怖が無くなっている。



そんな自分を 私は もう人間では無くなっていると思う。