伊波くんは、淡白なのでも、冷たいのでもないと思う。
あっさりしているというよりは、私を一人の大人として扱ってくれて、線引きをしてくれている。
パーソナルスペースを犯しすぎない代わりに、態度と言葉で示してくれる。
たとえば今回みたいに、クリーニングを取りに行くのに付き合って欲しい、というような。
……こういうふとした甘え方に、いつも少しだけ、将来を思い描く。
結婚したらきっとこんなふうに暮らすんだろうな、と明確に。
恋人みたいな甘い甘いデートばかりではなくて、生活感の滲む、パートナーっぽさのあるお出かけ。
綺麗なところ、かっこいいところばかりじゃない現実味。
わきまえた距離感。
揃い慣れた呼吸。
把握済みのお互いの予定。
そういう細かな部分を含めて、私は伊波くんが好きだ。
あっさりしているというよりは、私を一人の大人として扱ってくれて、線引きをしてくれている。
パーソナルスペースを犯しすぎない代わりに、態度と言葉で示してくれる。
たとえば今回みたいに、クリーニングを取りに行くのに付き合って欲しい、というような。
……こういうふとした甘え方に、いつも少しだけ、将来を思い描く。
結婚したらきっとこんなふうに暮らすんだろうな、と明確に。
恋人みたいな甘い甘いデートばかりではなくて、生活感の滲む、パートナーっぽさのあるお出かけ。
綺麗なところ、かっこいいところばかりじゃない現実味。
わきまえた距離感。
揃い慣れた呼吸。
把握済みのお互いの予定。
そういう細かな部分を含めて、私は伊波くんが好きだ。


