ねぇ、笠原くん

笠原くんは沢山話し掛けてくれるが、私の心の中はいつ話を切り出そうかでぐるぐる。


「あ、ちーちゃん先輩。今日から部員になるので、よろしくお願いしますね。
それじゃあちーちゃん先輩また後で!」


「うん....。」


教室に入ってから直ぐ奈々の机までダッシュっ。


「ねぇ、奈々。私、胸のあたりがモヤモヤする!」


「え?何で。」


怪訝そうな顔で聞き返してきた。


「それはーー....。」そう言いかけた時、タイミング良く先生が入って来た。


「じゃあ、昼放課ね。何があったのか、ちゃーんと話してもらいますから。」


「はーい。」
そう言ってから私は席に着く。


それから私は昼放課まで悶々と考えた。


でも、この気持ちが何なのか分かることはなかった。