うしろのあいつ


心臓の音で自分の声が聴こえない。


「私は、コ、コウキが、」


「・・・っ!す」

「はい、一回ストップ」

「んぐ!?」


え!?あんた今止めるの!?


大きな手で口を塞がれて、言おうとした言葉を一度吞み込むハメになる。


「アユミ」


「あまのじゃくはおまえだけじゃねぇよ」