うしろのあいつ


「違うってー!私が観たい映画あってコウキを無理に誘ったの!残念だけど付き合ってなんかないし!コウキはただの友達だし、恋愛感情なんて感じたことないから!コウキだって・・・」


「男友達みたいなもんって言ってたしね」


気持ちを悟られないようにずらずらと言葉を並べてきたけど


最後の最後で声が震えてしまった。



あ、失敗、だめ




耐えられなくなった私は


気付いたらその場から逃げるように走っていた。