うしろのあいつ


教室にはコウキの姿。

私の姿を見つけると、ゆっくりと席を立って歩いてくる。

手には私のカバン。


「ほれ、行くぞー」

追っかけてついて行くと、気のせいかもしれないけど、コウキは少し歩幅を緩めた。




なんか、期待しちゃうよ



駄目だってわかってるけど



怖いけど



素直になってみても



いいかな?



大丈夫かな?



もうちょっと



近づいてもいいかな?



昨日から落ち着かない私の心臓は


時間に比例して高鳴っていった