うしろのあいつ


さらっと風が教室を吹き抜ける。

「前髪、少し伸びたな」

風でふわりと揺れた前髪を、コウキは人差し指ですくってみる。



コウキの熱が、おでこに少し触れた。




「・・・あんま前髪短くすると、余計アホ面なるぞー」

「んなっ!!!!」


急にドキドキすることすんな!!!



グルン!と勢いよく前に向き直る。



馬鹿!心臓止まるかと思ったわ!