君に刃を向けたら

寝苦しさで目が覚めた


重たい瞼をあげ

見慣れない天井をしばらく見つめていた


ここはどこなのだろう


私は死ねなかったのか


それともここが死の世界なのか


そんな事を考えながらやっと頭が冴えてきた頃


寝苦しさの原因になったであろう

方向に目を向ける


誰かのつむじが目に入る


誰かにこうして触れられているのは

いつぶりだろうか



彼や姉との関係が変わった頃から

誰にも触れられず、自らも触れさせようとはしてこなかった