春くんは目を見開いてから笑った。


超超レアだ…と感動していると


「花野」


「ん?」


私は首をかしげて春くんを見る。


「好き」


「だからさっきの約束。いっぱいぎゅってしてくれるんでしょ?」


手を広げて待っている春くん。


「だけどさっきいっぱいぎゅって…わ!」


グイッと手を引かれて春くんの胸に飛び込む。


さっきもこんなことあったような…?


でも何回ぎゅってしたって足りないぐらい春くんが好き。


「春くん、ずっと一緒にいようね?」


「あたりまえでしょ」