なぜか村長になったマシュ

「いや、使ってへんよ」


「うちはな、大阪から来たから大阪弁やねん」

(おおさか・・・おおさかべん???何やそれ。わけが分からんなぁ・・・それに、わしの威嚇に対して微笑んで座っているし・・・)

縞模様の猫は、威圧するのを抑えるとマシュの前に座り


「あのな、ここいらで歩いていると、わしの部落の者にケンカを売られるで。だからな、わしの家に、ちょっとついて来い」


「わし、おおさかが何か分からんし、いろいろ聞きたいことがあるからな」


「ついて行ったらええのん」


と答えると、マシュは歩き出した縞模様の猫の、うしろをついて行きました。