「どう?びっくりした?」


私は笑いがとまらなかった。


「恵美?かわいそうだね。親友がいなくなって」


恵美はずっと黙っている。


「恵美は唯衣のこと信じなかったけど、唯衣は恵美のこと信じてたのに〜かわいそうだね」


あとは恵美だけだ。


さっさと殺してしまおう。


私は背中にかくしていたナイフを恵美にふりあげた。