スキースクール殺人事件



「唯衣、さっきはごめんね…言い過ぎちゃったかも。」


返事はない。


「唯衣?はいるよ」


私は驚いてしまった。


「唯衣…!!」


唯衣はカーテンで首をつっていたのだ。


手にはスマホをもっている。


『ごめんね、私は今までいろんな人をいじめてきた。そんな私のことを信じてくれないのは当たり前だよね。今までありがとう。恵美、大好きだよ』


スマホの画面にはそうかかれていた。


お揃いのストラップがゆらゆらと揺れている。


「唯衣ーっ!!!」


恵美が泣き叫んだ。