「唯衣ー!唯衣ー!」


「唯衣!どこだよー!」


必死に探すが、見つからない。


「俺、トイレ行ってくる。待ってて」



「わかった…とりあえずうち食堂まで行ってみるよ」


「おう、すぐ行く!」


××××××××××××××××××××××××××××


「琉斗?」


さっきから30分ちかくたったが、食堂には来なかった。


「ちょっと琉斗、大丈夫?具合悪いの?」


そういいながら男子トイレにはいる。


「琉斗?」


琉斗の返事はない。


「琉斗…?」


琉斗は男子トイレに倒れている。


「琉斗!?」


お腹からは大量の血がでている。


「琉斗…!ねぇどうして!?」


「…え…恵美…っ」


琉斗はまだ生きていたのだ。


「琉斗!」


「ごっ…ごめん…」


苦しそうに声を出す。


「お…俺、勘違いしてたよっ…」


「琉斗…?」


「犯人は…っ」


そういったところで琉斗は動かなくなってしまった。


「琉斗!!嫌だよっ…!」