ガタン!! 「な、なに!?」 「誰かいる…」 「だ、誰かって?」 「わからないけど……」 そういって琉斗が音の方にむかう。 「やっぱり誰かいる。今服がみえた」 「えっ…誰?」 琉斗がいきなり走り出す。 私も走る。 「おい待てって、一緒に行動しようよ」 琉斗は大声でそう呼びかける。 「意外と足早いな……」 「ちょ、まってよ琉斗!」 いきなり琉斗がとまる。 「え、なに!?」 「しっ……今、食堂に入った」 そして琉斗も静かに食堂にはいる。 「おい、いるのか?」