スキースクール殺人事件



「あー寒い」


唯衣がつぶやく。


「本当、これなんとかならないかな」


久美もいう。


マリがドアの近くにいって、ドアを閉めようとひいた。


「うわっ!」


ちょうど部屋にもどってきた将太と秋人とマリがぶつかったのだ。


「ちょっとーごめんくらいいいなよ」


久美が怒る。


それでも将太と秋人はかたまっている。


「れ…」


「れ?」


「玲が死んでるんだ」


秋人が叫んだ。


「うそ、でしょ?」


愛が苦笑いする。


「本当」


将太がそう答えると、愛は部屋を飛び出した。


あわてて私はどく。