「まだ誰か死ぬ可能性があるってことか」 奏汰がぽつりという。 「でもさ、まだ自殺じゃないって決まったわけじゃないじゃん。それにあの時みんな部屋にいたでしょ?」 「恵美…そうだけどさ。クラスの人が1人いなくなってもわからなかったかもしれない」 将太がいう。 「たしかに、みんなで何かやってたわけじゃないもんね。」 「もう嫌だ、帰りたいよ」 誰かがいった。