「これがなに!?」


唯衣がさっきより強めに言った。


私は写真がよく見えなくて目を細める。


愛と波瑠がうつってる写真だった。


「だから…手が」


愛が震える声でいう。


「意味わかんないんだけど!」


唯衣が大声でそういうとみんながこっちを向く。


「だから…ここ!!」


愛が指をさした。


「……!」


私は愛がいいたいことがわかってしまった。


「唯衣…これって」


唯衣も気がついたようだ。


愛が指さしたところ、それは波瑠の指だった。