「なにしてるの!?」 唯衣が叫ぶ。 「…あぁっ、」 その場で波瑠がペタンと座り込んだ。 「ふ…藤森?」 「血がっ…」 洋服が血だらけになっている。 「…死んでるんだね…藤森じゃなかったんだ…」 波瑠が笑いながらいう。 「そんなっ!!」 「唯衣、大丈夫だよ。落ち着いて…」 「恵美になにがわかるの!?」 唯衣は泣きながら部屋をとびだしてしまった。