偽りの翼Ⅱ





  
いつ言おうかと、考えて





結局言えたのは帰り際だった





「俺、引っ越すんだ」




「えっ!?」




「明日」




「うそ!?」




「ほんと。」




花恋は固まってしまった




「っぷ。あははは!」




笑ってしまったのは、俺の失態。




「ちょっと、笑わないでよ!なんでいきなり引っ越すことに?」




「それは…」



花恋のため、とは言えなくて。





なんて言おうかと迷っていると





「花恋、色々あったんだよ。な、千尋?」




透が助け舟を出してくれた