「よし、じゃあ次の本文はよそ見をしてる柿原に読んでもらおう」
「はいっ!??」
ちょうど、勇魚がゴールを決めてチームメイトにもみくちゃにされているところ。
真横を向いてたら目立ちもするよね。
あくまで落ち着いた態度で図鑑をわきへ押しやり、教科書を机の下から発掘。
それにしても、先生何話してたんだろう。
隣に助けを求めて視線を送ると私のピンチに気が付かずお休みタイム。
こっちを向いたまま、穏やかな顔で寝ている。
おいおい、まだ1日は始まったばっかりだよ…
そんなの私が言えたことじゃないけどね!?
メニュー