甘々でふわふわじゃない彼



「階段で落ちるとかドジか」


「少女マンガか」


息のあったツッコミに、勇魚と光希の二人は顔を見合わけて喜んでいる。


今はそんなことどうでもいいんだけど。



「二人はほっといて続き」


「うん」


こんな茶化し慣れているから完全にスルーし視界からシャットアウト。


構うと話がこんがらかって、わけわかんなくなるから。