甘々でふわふわじゃない彼


「なんとなくだよ。なんとなく」


顔がすでにやかましい光希と宗護を見ていると私が失言したことに嫌でも気がついてしまう。

これは面倒なことになった…。



「氷織が他人に興味を持つなんてすごいよ!」


「今日は赤飯をたこうか!ねぇ、父さん?」


「父さん俺かよ!!!俺の方見るなよ」




「まって、私のことなんだと思ってるの」