浅葱色の妖


「ああ…」



私のことが嫌いってわけじゃなかったんだ。



そう言われればどうしようもない。



私が『女』じゃなくなることなんてできないんだし。



この人にはなるべく関わらないようにしよう。



嫌われているのならわざわざもっと嫌われるようなことをしてしまったら困るし。



「それだけです。ありがとうございました」



それだけ言って私は彼のところを去ろうとした。



すると、



「おい」



「え」