土方さんに通された部屋は大きな部屋で、大きな机のまわりに男の人がちらほらと座って飯を食べていた。




座っていると彼らは私を物珍しそうに見てきた。




着替えたとはいえ顔や手は泥だらけだし髪はぐしゃぐしゃだし、加えて土方さんの着物を着ているという不思議な格好をしているからだろう。




出された食事は湯気を立てていて出来立てなのが一目でわかった。




「僕が頼んで作ってもらったんですよ~」



藤堂さんがにこにこしながら誇らしげに言った。