私は長い廊下を歩いている時に考えを巡らせていた。 隊服は新選組以外持っていない。 ということは、ここにいる中の誰かが、私の探している『あの人』なんだ。 着物を持っているのがたくさんいるのだとなったら、手がかりはもうあの目だけだ。 どんな目だったか思い出せない、あの目だけ。 でも、私は探し出してみせる。 そして復讐を遂げてみせる。 どんな手を使ってでも。