浅葱色の妖


「はあ?」


彼のにっこり笑顔が途端に間の抜けた顔になった。


ぽかんと口を開けて固まる。


何秒くらいたっただろう。


「あっはっは!」


彼は突然笑い出した。


「あなた、ここのことを遊郭か何かだと思ったんですか?」



「え…」




違うんだったら一体ここはどこなの。




「まあ、僕はここが遊郭でもいいですけどね」



彼は私の肩に触れようとする。



わあ、やだやだやだやだ!



立ち上がって彼から離れる。