浅葱色の妖






チュンチュンと鳥の鳴く声が聞こえる。



あれ、朝?



旭の声よりも先に起きるだなんて、どうしたんだろう私。



それにしても、久しぶりにぐっすり寝た気がするなあ。



すっきりとした気分で目を開けると。



「あ、起きましたか?」



目の前には、男の人の顔。



しかも見覚えのない。



…ちょっと待って。




私はもう一度目を閉じた。




これ、夢?夢だよね。



そうだよね。だって私の家に男の人がいるわけないもん。



それにこんな人知らないし。



眠くないけど、もう一回寝るか。



そもそも夢だからもう一回寝るって言うのも変だけど。