「ならいいけど。あ、そうだ。狐以外のもののけと出会っても絶対恋に落ちたら駄目だからね、いい?」 「はいはい、わかってるって」 それは生まれた時から何度も何度も聞かされてきた言葉。 理由は知らないけれど、ずっと言われ続けている。 「接吻なんてもってのほかだからね?」 「わかってるってば。お父さんじゃないんだから」