浅葱色の妖


「新選組っていうのはここじゃ壬生狼なんて言って嫌ってる人もいるの。私だって好きではないわ」



新選組が嫌われてる。




確か藤堂さんやお春さんは京の街を守っていると言っていたのに。




その守られている街の人は新選組が嫌い。




何故?




「だけど、少なからず感謝している人もいるの。新選組は不思議なことをやってのけたし、信頼している人もいるかもしれないわね」




「不思議なこと?不思議なことって何です?」




彼女の『不思議なこと』という言葉に過剰に反応してしまう。




変に思われてしまうかもしれないと思ったけれど、そんなことはどうでもよかった。




それが新選組の謎に繋がっているかもしれないのだから。