浅葱色の妖


お春さんは許してくれたけど、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。






「私、手伝います!」






ほとんど出来かけている昼餉を作るのをすぐさま手伝い始めた。






本当にあと少し作るだけで終わる昼餉は、あっという間に作り終わった。







ここまでお春さんに1人でやらせてしまったんだ、と自己嫌悪に陥る。







さっき昼餉は私が、なんて言ったのに、昼餉すらほとんど出来ていたなんて。







平隊士達が昼餉が盛り付けられた皿を持っていくのをただただ見ていた。






さすがは京の街を守っている新選組隊士。





皿を持っていくだけの動きなのに鍛え抜かれているんだなと感じさせるような俊敏な動きだった。






無駄な動きがひとつもない。