浅葱色の妖


藤堂さんは近藤さんのような反応はせずに、うーんと考えるように腕組みをした。



「実は僕、それについてあんまり詳しくないんですよね〜」



「そうなんですか…」



ガックリと肩を落とす。



お春さん、幹部の人なら知ってるって言ってたのになぁ。



幹部っぽくないし、仕方ないか。



って、おかしな解釈?



「うっすらと知ってはいますけどね」



藤堂さんはにこりと笑った。



「本当ですか!?」



それは早く言ってよ!



「ただ…」



藤堂さんは口をつぐんだ。



「あまり口外しちゃいけないんですよね」



ますます怪しい。



きっとこの謎には何かあるんだろう。



「教えてもらえませんか…?」



「う〜ん。さすがの僕でも駄目だと言われたことをするわけにはいかないし。…じゃあ、葵ちゃんがその謎を見つけたら、教えてあげてもいいですよ。女の子の頼みですし」