「れ、蓮夜くん...?
あの、蓮夜く...」



真っ暗な視界と、なんの返答もないことに不安を感じて何度も呼びかける。



「わ、分かったから!
それ以上呼ぶな!」



「ひっ...すいません...」



なんか怒ってる...?



そうだよね、
わたしの声なんか気持ち...悪いよね...




呼んでって言っても何回も呼べって言ったわけじゃないもんね...