用事を済ませて本屋を出てると、すぐにスマホ見た蓮夜くん。 「悪い、蘭音。 親から買い物頼まれた」 バツが悪そうにあたしの顔を見た。 「全然、大丈夫だよ! あたしは1人で帰れるからっ...!」 「悪い、送ってやれなくて」 そう言うと、蓮夜くんは来た道とは反対の方向に走って行ってしまった。 よし、帰ろう...