「別に、なんでもないよ?」 にっこり笑う沙里ちゃんに、ったく...と蓮夜くんはため息をついた。 「じゃ、自己紹介も終わったことだし、本題に入るぞ」 その一言に、みんなの空気が変わった。 「蘭音の話は前もってしておいたから、今の状況は一応分かってると思うけど、俺に考えがある。それで4人に協力してほしいんだ」 そう言って、ある作戦を話し始めた──。 ○ ・ ◯ ・