「ほんと、可愛い反応するよな、蘭音は。」



チクッ...



また、可愛いって...



気にしちゃ、ダメなのに...



胸がチクチクする。




「いい加減、気づけよ...」





なんて、蓮夜くんが隣で言っていたことは
わたしの耳には届いていなかった。