パーティーが終る頃には陽が暮れていた。
沢山のプレセントと残ったケーキがテーブルに置かれている中、あたしは今日撮った写真を見ていた。
クラスメートの女子半分ほどが参加してくれたので、ほとんどが大人数で写っている写真ばかりだ。
みんな変顔をしていたり、ケーキのクリームをわざと鼻の頭につけたりして遊んでいる。
おもしろい写真が沢山撮れた事に満足していると、お母さんがテーブルに座った。
「今日は沢山の友達が来てくれてよかったわね」
「そうだね。みんな面白いでしょ?」
あたしはそう言い、お母さんに全員で変顔をしている写真を見せた。
それを見てお母さんはおかしそうに笑う。
「本当に仲の良いクラスなのね」
「そうだよ。イジメとかそういうの全然ないんだから。今日来てなかった子たちもメールとかくれてたし」
「そうなの。よかったわ、心が楽しそうで」
ホッとしたようにそう言うお母さんに、あたしの胸は一瞬チクリと痛んだ。
小学校低学年まではなかなかクラスに馴染むことができず、友達も少なかったあたし。
お母さんは今だにそれを気にしているのだ。
一人っ子だから、という点が大きそうだけれど心配させてしまっていたことを申し訳なく感じる。
「楽しいよ。すっごく」
あたしは大きく頷いて、そう言ったのだった。
沢山のプレセントと残ったケーキがテーブルに置かれている中、あたしは今日撮った写真を見ていた。
クラスメートの女子半分ほどが参加してくれたので、ほとんどが大人数で写っている写真ばかりだ。
みんな変顔をしていたり、ケーキのクリームをわざと鼻の頭につけたりして遊んでいる。
おもしろい写真が沢山撮れた事に満足していると、お母さんがテーブルに座った。
「今日は沢山の友達が来てくれてよかったわね」
「そうだね。みんな面白いでしょ?」
あたしはそう言い、お母さんに全員で変顔をしている写真を見せた。
それを見てお母さんはおかしそうに笑う。
「本当に仲の良いクラスなのね」
「そうだよ。イジメとかそういうの全然ないんだから。今日来てなかった子たちもメールとかくれてたし」
「そうなの。よかったわ、心が楽しそうで」
ホッとしたようにそう言うお母さんに、あたしの胸は一瞬チクリと痛んだ。
小学校低学年まではなかなかクラスに馴染むことができず、友達も少なかったあたし。
お母さんは今だにそれを気にしているのだ。
一人っ子だから、という点が大きそうだけれど心配させてしまっていたことを申し訳なく感じる。
「楽しいよ。すっごく」
あたしは大きく頷いて、そう言ったのだった。