「よぉ!」 パッと振り向く私。 私の目の前には… 髪を黒く染めたゆーくんが立っていた。 「黒にしたの?」 何年も会ってないと感じさせない会話。 「おぅ!ど~よ?!」 髪をいじりながらニコッと笑ってくれた。 やっぱり………… 「似合ってるよ」 前の私ならこんなこと言えない。 会話を終わらせたくなかった。 封印していた記憶が一気に蘇った。 やっぱり… 好きだよ。