Cherries―私に光をくれた者―

その子は、膝下五センチのスカート。



瓶底の眼鏡。



真っ黒い髪は、お下げにしてある。




言いたくなるのも無理はない。




「自己紹介を。」



「あっ。はい。えっと、て、天道 莉羅ーテンドウ リラーです。よろしくお願いします。」



そう言って、ペコリと頭を下げる。




なんていうか、想像通りな中身だ。




「はい。じゃ、仲良くするように。席は、
おっ!岸田の隣が空いてるな。じゃあ、岸田よろしく。」



わ、私?!



「あっ!は、はい!」