Cherries―私に光をくれた者―

ミツルside



『自分の言葉に責任持てよ』




ハヤちゃんの言ったその言葉。




それは殆ど僕へだと思った。




僕はハヤちゃんに


『死んじゃえばいいのに。』


『居なくても誰も困らないし?』


とか


『消えてよ?』



なんて言った。




本当に只、罵りの言葉で発したんだ。




だけど、死ねとか消えろとかそんな軽はずみで言っていい言葉じゃないって気付かされた。




ハヤちゃんが僕に問いかけたとき、はっきりいって僕は責任なんてとれないし、自分のせいになったりしたら困ると思った。



自分で誰も困らないとか言ったのに。




バカだった。



今頃、分かるなんて。



『裏切り者』って言葉を発した時のハヤちゃんはどこか悲しそうだった。



ごめん。



だけど、もう何を信じればいいのかな?



分からないや。





ミツルside


end