Cherries―私に光をくれた者―

止まったのは、勿論如何わしい雰囲気の建物で、まぁそれならそれで。


なんて思ってた時だった。



パシッ



「!?」



「やト、ミつケた!どこ行くツモり?!カえるヨ!!」




そう言って、男の手を思いっきり振り払って、私の手を掴みながら走るエメラルドの髪の女の人。



その人がロアさん。